鹿児島県たばこ耕作組合                 ふるさとの香り 心豊かに 国産たばこ
     たばこ耕作者研修


畑地のガス抜き、土壌改良剤の散布、水田の年内施肥畦立てで早作早進!  
月間重点作業   1.土壌改良剤の散布 2.仮畦・施肥畦立マルチ(水田) 3.表土の調整 4.堆肥の調整 
  1. 畑地のガス抜き、土壌改良剤の散布 
1)冬季深耕・砕土
  〇冬季に深耕(スキ耕)を行って、土壌を寒気にさらして下さい(土壌の改善、病虫害の防除)
  〇前作物(野菜等)の残り葉は、全てほ地外に持ち出しましょう。

2)秋全面消毒ほ地のガス抜き
  〇消毒後、1ヶ月おいてガス抜きする。
  〇土壌消毒で被覆材として使用したポリエチレン等は、地域で決められた方法(回収日・回収場所・梱包等)を守り、適正
   に処理して下さい。


 
    3)土壌改良剤の散布(たばこ作りの基礎知識P13参照)
  〇3大栄養素の効力を発揮するには、PH(土壌酸性度)が大切です。
  〇土壌分析の結果等に基づき、石灰等の散布を行ないましょう。
  〇石灰の散布に当たっては、石灰に消毒剤の成分が吸着され、効果が半減するので、消毒処理1ヶ月後に散布する(ガス抜
   きと同時に散布する。)

2. 水田の年内施肥・畦立て 
    1)ネリ畦防止対策
  〇水田産地は、準備期の天候不順が予想されるので、年内に早期準備が必要です。
  〇降雨後、土壌の乾きを早くするためには、ほ地周辺の排水溝完備(二段溝)が重要です。
   溝堀機等を活用し、ほ地管理に努めましょう。

2)仮畦立てによる土壌水分の適正化
  〇ロータリー耕の砕土と仮畦立てによる土壌水分管理が重要です。
  〇畦立て時の土壌水分は、60%程度が適正な状態です。
   (土を手で握って広げ、できた塊を指で押した時、2~3個に壊れる状態) 

  3.  施肥・畦立ての方法(たばこ作りの基礎知識P2021参照)   
      〇肥料をかくはんせずに、畦の中心位置に帯状に散布する中層条肥が基本です。
  〇根張りに必要な地積の確保と湿害防止には、大高畦(30cm以上の高畦)にすることが重要です。 

  4.  青色申告1年間の総決算   
      〇たな卸しをしましょう。
  〇減価償却費の新規購入や除却、譲渡の月日、金額を確認しましょう。
  〇証拠書類の整理をしましょう。
  〇記入漏れのないように最後のチエックをしましょう。 

 
  〇全天候型のたばこ作の準備はできましたか? 
      〇1年間お疲れさまでした。 本年作も「品質・収量の安定確保」「原料信頼性の確保」及び「生産性の向上」など様々な
   面に取り組んで頂きました。
  〇今年1年を振り返り、各産地では明年作に向けて、着々と準備作業が進められています。
  〇明年作も、安定した品質と収量確保ができる「全天候型」のたばこ作りを目指しましょう。
  〇また、たばこ耕作の強みである「結束・団結力」を大切にしながら、お互い知恵を出し合い、「鹿児島ブランド」の価値
   を高めていきましょう。
 
       

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