タバコはナス科の植物 | |
意外と知られていませんが、タバコは❝ナス科❞の植物です。 この中ではナスを筆頭にジャガイモやトマトは「ナス属」、ピーマンやトウガラシは「トウガラシ属」、 タバコは「タバコ属」に分類されています。 「タバコ属」は中・南米を中心に発見・分析されており、葉たばこを生産するために耕作されているタバ コは、ボリビアの南部からアルゼンチンの国境に近い一帯で自生する野生の植物でした。これが長い年月 の中、人の手によって世界各地で育てられ、風土の影響を受け、喫煙形態や嗜好に合わせていくつかの系 統が誕生しました。 |
タバコの種子 | |
たばこの種子は、とても小さく一粒0.5ミリくらいです。 葉たばこ生産に用いる種子は、1グラムあたり12,000~14,000粒くらいあります。 「黄色種」の場合、10アールのほ地につき2,000本強の苗を植えますが、良好な苗だけを選抜し て植えたとしても、種子の量は1グラムで十分にまかなうことができます。 |
日本のたばこの初植地 | |
南米原産のタバコが日本に入ってきた時期は、はっきりしていません。 ただ16世紀後半に、ポルトガル人やスペイン人といった南蛮人が来航するようになると、彼らを通じて日本人の間にたばこ の喫煙形態が普及し始め、その後に種子が持ち込まれてたばこ栽培が始められただろうと考えられます。 |
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日本で最初にたばこ耕作が行われた場所には諸説があり、もっとも有名なのは「長崎県・桜馬場説」と 「鹿児島県・指宿説」の2か所です。 「桜馬場」説は、永禄12(1569)年、長崎で一番最初に建てられた「トードス・オス・サントス 会堂」というキリスト教の教会堂が桜馬場の春徳寺の境内にあり、この協会員がたばこ栽培の指導を行 ったといわれます。 一方「指宿説」は、薩摩の国主であった島津氏が、鹿児島の南端に位置する坊津(ぼうのつ)を開港し て東南アジアとの交易を行い、たばこの種子を入手して慶長初年(1596年)に指宿で栽培を始めた といわれます。 |
1、 | 良質堆肥 | 9、 | 土寄 | ||
2、 | ほ地選定 | 10、 | 心止、わき芽除去 | ||
・土壌分類とその特徴 | 11、 | 収獲 | |||
・鹿児島県土壌図 | 12、 | 乾燥 | |||
3、 | 土壌改良 | ・乾燥のポイント | |||
4、 | 土壌消毒 | ・停電時の対応 | |||
5、 | 施肥設計 | 13、 | 損害防除 | ||
6、 | 施肥・畦立 | ・耕種的防除 | |||
7、 | 苗床 | 14、 | 貯蔵害虫対策 | ||
8、 | 植付 | ||||
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