《伝染経路》 |
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《 生 態 》 |
・タバコのはか多くの作物や雑草に寄生、増殖し、卵や2期幼虫の状態で越冬し、移植
直後から寄生する。 |
《 被害の様子 》 |
・ネコブセンチュウ根部に寄生し、根にじゅず状のこぶをつくる。
・地上部の生育が不良となり、カリ欠症状となる。
・症状が激しい場合は、葉緑部から黄変、あるいは白化現象がみられ、葉肉は薄くなる。
・ネコブセンチュウが根部に寄生すると、立枯病や疫病などの土壌病害に感染し易くなり
被害は激しくなる。 |
《 防除のポイント 》 |
・罹病残幹根の早期除去
…卵の着いた根を放置すると密度が高まる。・夏季、冬季の深耕(スキ耕)
…夏季の高温や冬季の低温あるいは紫外線にさらすとセンチュウ密度が低下する。
また、土壌消毒効果を高める。
・輪作体系の確立
…マリーゴールド、落花生やギニヤグラスを利用した輪作体系にすると土壌中の
センチュウ密度が低下する。
・堆肥の増施
…センチュウ捕食菌などの微生物が増加すると同時にタバコの生育も良くなり抵抗力
が高まる。
・土壌消毒
…土壌くん蒸剤が最も効果的であるが、土壌くん蒸剤のガス化は土性や温度、土壌水
分あるいは耕うんの程度によって大きく左右されるので注意する必要がある。 |
《土壌消毒》 |
たばこ用農薬使用基準書参照 |